相続人が不在・・そんな時は?|相続問題ガイド

相続人が不在・・そんな時は?

相続人の不存在とは?

相続人が不存在というのは、相続人が不明であったり、相続人となるべき人がいないことを言います。
被相続人に身よりのない人であったり、天涯孤独であるということは近年とても増えています。
高齢化に伴い誰も気づかずに死んでいくという孤独死も問題になっていますよね。
こういった問題はけして他人事ではないのです。

主に遺言がないとこのような問題が起きやすくなっています。
あらかじめ遺言を作成したり、遺産の帰属先を決めておけば安心できるかと思います。

相続人がいないと遺産はどうなるの?

一般的に相続人が不明の疑いがある遺産は、相続財産法人という法人になります。
特別な手続きがなくとも法人にはなり得ます。
そして相続人が現れるまでは遺産は管理され、相続人が不在だと確認されれば、相続財産を清算し、最終的にどこに帰属するか決めることになります。

相続財産法人が成立すれば、家庭裁判所が原則として法人の代表者となる相続財産管理人を決定します。
管理人は利害関係人や検察官が決めることができます。
この利害関係人というのは、相続債権者や特定受遺者、相続債務者、被相続人に対して何らかの請求権を持つ者がこれにあたります。
特別縁故者として、遺産分与を請求する者も利害関係人に含まれます。
しかし相続人が明らかになれば法人は遡及的に消滅します。
相続人だと認定されるためには、身分関係が法律上で明らかにされ、そのものが自分で相続人であることを証明しなければいけません。