生前贈与がうまくいかない・・|相続問題ガイド

生前贈与がうまくいかない・・

生前贈与とは

生前贈与というのは、被相続人が生きている間に相続をする方法です。
この場合、本来ならば相続税の対象となるものが、贈与税の対象となり有利になるものやそうでないものが出てきます。

・不動産収入などの収益物件
・事業用財産
・将来時価の上昇が見込まれる財産
これらは生前贈与の方が有利になります。

・将来時価の下落が見込まれる財産
・物納を予定している財産
・小規模宅地などの特例を適用できる財産
これらは生前贈与だと不利になってしまいます。

生前贈与のトラブル

生前贈与で有利になればいいですが、不利であれば大変ですよね。

また、相続人が被相続人よりも早く死んでしまったら遺産は相続人の家族にそのまま移行することになります。
被相続人が生きていれば財産がすべて奪われてしまうことになるのです。

贈与の後に被相続人が資産を使い込んでしまうという例も報告されています。
自分の介護などをしてもらうために全財産を相続させていれば残り少ない人生に必要な資産まで失ってしまいかねません。
生前贈与は相続する人も慎重に選ばなければいけませんね。

遺留分減殺請求に注意!

生前贈与で第三者に贈与する場合には、遺留分減殺請求に注意してください。
生前贈与を行っても法定相続人は遺留分減殺請求を行えます。
これは、自分の取り分を返せと言える権利です。
なのでこのことを考えずに、適当に生前贈与をしたりすると相続人がトラブルに巻き込まれてしまうことがあるので気を付けてください。